あのレイチェルやリィラも例外ではない。 瞳を潤ませ頬を染めている。 完全に恋する乙女の表情である。 だが、クフォードは気にすることなく言葉を続ける。 「この学園では教師と生徒の立場は対等だ。 そして生徒全員が平等に学べるように、高位の貴族だからと言って特別扱いはしない。 ここでは実力がすべて。 それを肝に銘じて学園生活を送ってくれ。以上。」 クフォードの話が終わると拍手がおこった。