アル兄様が先に馬車に乗り、手を差し伸べてくれる。 ネロリナは転ばないよう、慎重に馬車に乗り込む。 カーラが一度入ってきて、ドレスが美しく映えるように直してくれる。 そのあと、クフォ兄様も乗り込んで馬車は出発する。 「ネロ、また後でね」 「はい、行ってきます」 母様と父様に手を振り、前を向く。 両側から手を握られる。