娘の強い意志に、国王は出席を許した。 王妃たちは、まだ反対していたものの最後には折れた。 「ネロ…、くれぐれも無理はしないでね?」 母はネロリナの頬を優しく撫でる。 その手に自分の手を重ねて、頷く。 (過去にも、決着をつける時)