国王がネロリナを見ると、可哀想なほど震えて怯えていた。 隣に座るアルフェンとクフォードが必死に、安心させるように体をさすっている。 「大丈夫だから」 「俺たちがいる、そばにいるよ」 (もう戻りたくない) 「それで、その二人はどうした」 「はっ、幸いすぐに発見でき、牢屋に入れております」 「そうか…。陛下、いかがいたしましょう」