「…リヒトヴァント」 目の前に手を出し、光の壁を創り出す。 ドラゴンが吐き出す炎は、純粋な炎ではない。 普通の水魔法や、結界は効かないのだ。 黒の魔力を乗せなければいけない。 だからこそ、亡き国王・ヴァイゼも封印するしか手立てがなかったのだ。 「黒龍(ブラックドラゴン)、もう今日で終わりだよ」