大人しく、リィラの前へと行く。

「あなたのその姿は、本当の姿ではないですね。

にも関わらず、学園に入りこみ、みんなを、王子殿下を騙した。

あなたの過去も怪しく、施設に来る前は何をしていたのかも不明。

そんなあなたが、王城にまで入り込むだなんて許されることではない」


口を挟まず、リィラの話を聞く。

周りはリィラの言葉に、ルージュへと訝し気な視線を送る。