「あんたのせいで、計画が少し狂ったわ。…あんたは今日で終わりよ」 覚悟しておいてねと言って、リィラは離れて行った。 (何をするつもりかな) とそこに、一通りの挨拶を受けた王子二人が歩いてきた。 「やぁ、久しぶりだね。ルージュ嬢」 「ご無沙汰しております、王太子殿下」 カーテシーをして挨拶をする。