王子な兄(仮)に出会ったら過保護になってめっちゃ構ってきます



クフォードにそう答えながら、ソファから立ち上がる。

「ははっ、そうか。それにしても、俺の目に狂いはなかったな。よく似合ってる」

「色々用意していただいて、ありがとうございます」

お礼を伝えると、気にするなと言われる。

「無理言ってきてもらったんだ、これぐらい用意して当然だ。…っと、そろそろ時間か」

ルージュは、先に会場へと向かう。

「また会場でな」

「はい」