ーーそれから何事もなく、日々は過ぎ…。




刻一刻と、クフォードの卒業が迫る。


そして同時に、別れの日が近づいてきていた。

一部のクラスメイトたちとはだいぶ打ち解けて、時々街に出かけたりもするようになった。

リィラはこちらが警戒するまでもなく、何もせず大人しくしていた。


警戒は杞憂で終わったようだ。