そういわれて、真っ先に浮かんだのは施設長のサフィだった。

学園に向かうときに言われた『いつでも帰ってきて』という言葉。


「もう、迷惑をかけたくないので…」

「でも、たまには顔を見せにいけばいい。会いたいはずだ」

「…そうですね」


それからしばらく談笑と、コーヒーを楽しんでお開きとなった。