「ようこそいらっしゃいました。クフォード殿下は少々遅れるとのことです」 「そっか」 何も言わずとも、目の前にコーヒーが置かれる。 静かに時が流れ、コーヒーを味わう。 「…悪い、待たせたな」 「いえ…、大丈夫です」 久しぶりに会うクフォードは疲れた顔をしていた。