「十分よ。まったく尻尾が掴めなかったあいつの居場所を教えてくれたんだから」 フォルテ先生の表情は、とても明るくなっていた。 一番の懸念がなくなってスッキリしたようだ。 「あいつを捕まえたことで多額の報酬をもらったの。あなたにも分けたいのだけど…」 「いえ、結構です。捕まえたのはあくまで先生ですから」 「でも、それはあなたのおかげで…」 「私はそんなにお金をもらっても、使い道がないですし」 なので、先生が使ってくださいと伝える。