王子な兄(仮)に出会ったら過保護になってめっちゃ構ってきます



「ふふっ、そうだろう。とても素敵な女性(ひと)なんだよ」

キースは目を細め、心からの笑みを零す。

店長はその笑みを見て、今一度、気合を入れなおす。

「わが店の全力の仕事をさせていただきます」

「あぁ、任せたよ」

彼女は、僕の運命の人だ。

誰にも渡すわけにはいかない。

必ず、振り向かせて見せる。