「それは、つまり…」 店長は、こちらに背を向けて壁にかかっている武具を眺めている女性に目を向ける。 恐らく彼女は、貴族ではない。 所作や着ている服がそう言っている。 だが、この魔石を手に入れた。 つまり倒したのは、彼女であると。 「素晴らしい…」 店長は、絞り出すように声を出す。