それなら、ルージュでも身に着けられそうだ。 「じゃあ、それでお願いします」 「かしこまりました」 「ルージュちゃんの髪に似合う色は…」 後はキースと店長に任せることにする。 埋め込む魔石はこちらで用意していると伝えて、魔石を渡すと驚かれた。 「これはすごい。かなり高ランクの魔物ですね。さすがキース様、この魔石をご用意されるとは」 「あぁ、いや。この魔石は彼女が用意したんだ」