「今回はクフォも悪いよ。僕に自慢して、その気にさせたんだからね」 「…だがまさか、突然会いに行くと言い出すとは思わないだろ」 クフォードは後悔するように頭を抱える。 「でも、会いに来てよかったよ。…君に会えてよかった」 アルフェンがルージュに向けてにっこりと微笑む。 「クフォの言う通り、成績も優秀で。将来が楽しみだね」 「そうだろう?ぜひとも生徒会に入って、いつか王城で働いてくれたら嬉しいんだが」 生徒会に入ることは断ったはずだが、まだあきらめてなかったのか。