ボーっとしていると、レーウィスに声をかけられた。 「いきなりこの国の重要人物が来たらびっくりするよねぇ?」 続いて、キースにも声をかけられる。 そんなに戸惑っていることが出てしまっているだろうか。 「ちょっと、そこの二人。喧嘩してないで、ちゃんと説明」 「…あぁ、ルージュ嬢すまんな。とりあえず座ってくれ」 「はい…」 二人掛けのソファに一人で座る。