足を止めて、向かい合わせになる。 「君は他の人と何か違うんだ。君のことが気になって仕方ない」 これが、告白というやつか。 ルシアンの瞳は熱っぽく、真剣に思いを伝えてくる。 「…ごめんなさい」 「…俺のことは、男として見れない?」 ルージュは首を振る。 そうじゃない。