「生徒会のみんな集まってるし。

今日は、クフォード殿下が紹介したい人を連れてきてるんだ」

「どなたですか」

「それは行ってからのお楽しみ。まぁ、びっくりすると思うよ」

背中に手を置かれ、進むように促される。

「…あの、逃げないので手をどけてください」

「えー?なら、手繋いでもいい?」

「ダメです。恋人じゃあるまいし」