「ルージュちゃーん」


大きく手を振って現れたのは、ルシアンだった。

「会いたかったよー」

「はぁ…、どうも」

「じゃ、生徒会室に行こうか」

「…なんでですか」

満面の笑みで、当たり前のように生徒会室に連れて行こうとするルシアン。