学園は結界を張っているとはいえ、侵入者に入られては困るので

先生たちが交代で、見回りをしている。

「よかったら、お茶でもしない?」

「…見回りはいいんですか」

「いいのよ。私のエリアは終わったから」

腕を掴まれて、温室に連れていかれる。

ルージュを椅子に座らせ、フォルテ先生自らお茶を淹れてくれる。

「ふふっ、私のこと警戒しているのかしら?」