落ち着かない昼食を終えて、食堂を出る。 生徒会に行くクフォードと分かれて、一人で教室に向かう。 教室に戻ると、まだ誰も帰ってきていなかった。 「…ちょっと、あんた」 (またですか…) 「いつの間にクフォード殿下とお近づきになったのよっ」 いつも通り、取り巻きを引き連れて現れたのはレイチェルである。 「キース様やレーウィス様にまで色目を使って…っ」 「いい加減、立場をわきまえなさいよっ。あんたなんかが話していい相手じゃないのよっ」