優しく抱き締めて、唇に触れたい。きっと体は想像以上に華奢で、唇もとても柔らかいものなんだろう。
明が想像していると、「何想像してんねん!」とドン引きしたような目で姉に見られる。
「悪いん?好きな子の想像くらい、姉ちゃんでもするやろ?」
「悪いけど、好きな男なんておらへんからそんなことしてる暇ないわ」
そんなことを話しているうちに、オーブンがチンと音を立て、ココア味のマドレーヌが甘い香りをリビング中に放つ。
「おいしそ〜!俺にもちゃんと作れたなんて、驚きやわ!」
明がはしゃぎながら言うと、「青春、羨ましいなぁ」と姉がどこか遠い目をする。それに気付かないまま、明は不器用なりに頑張ってマドレーヌをラッピングをし、「告白がうまくいきますように!」と願った。
明が想像していると、「何想像してんねん!」とドン引きしたような目で姉に見られる。
「悪いん?好きな子の想像くらい、姉ちゃんでもするやろ?」
「悪いけど、好きな男なんておらへんからそんなことしてる暇ないわ」
そんなことを話しているうちに、オーブンがチンと音を立て、ココア味のマドレーヌが甘い香りをリビング中に放つ。
「おいしそ〜!俺にもちゃんと作れたなんて、驚きやわ!」
明がはしゃぎながら言うと、「青春、羨ましいなぁ」と姉がどこか遠い目をする。それに気付かないまま、明は不器用なりに頑張ってマドレーヌをラッピングをし、「告白がうまくいきますように!」と願った。


