ホテルに入ると大森さんの口の中に一度目の射精をして、フロントからの連絡で我に返えるまで獣のように抱き合った。

「片桐くんって結構肉食なんだ、いつもこんなに激しいの」

あわて着衣をつけながら「そんなことは無いけど」と自分でもよく分らない返事をした。
「せっかくだから、泊まっていかない?片桐くん激しすぎて疲れちゃった」

裸のままベッドに横たわり服を着るそぶりも無いため、財布から一万円札を取り出すとテーブルに置いた。

延長で泊まったとしても間に合うだろう

「ごめん、今日のことはお互い忘れよう、大森さんも彼氏がいるし」

じゃあ、と言って急いでホテルを出た。


有佳が口でするとかオレからお願いするとかすることが無いから、久しぶりの刺激だった。
気持ちがよかったがそれ以上に有佳に対しての罪悪感に押しつぶされそうでコンビニに入るとウィスキーを購入して公園でラッパ飲みをした。

酔って忘れたい


朝、目が覚めたら夢であって欲しかった。