驚きつつも吹雪を強めたのだけど、1人が熱気を纏って突っ込み、私にタックルしながら手錠をかけてきた。
「くっ……!」
獅紋くんの手錠と違い、魔導警察の手錠には魔力の流れを阻害する物質が混ざっている。
そのせいで魔力操作が乱され、吹雪を纏えなくなった私に、他の魔導警察官も飛びかかってきて、体を床に押さえつけられた。
「武器を隠し持っている可能性がある、くまなく探せ!」
成人男性複数人に押さえ込まれたら、魔法が使えない私に抗う術はない。
顔を歪めることしかできない私は、両の袖口に隠した暗器と、腰の暗器をあっさりと見つけられて無力化させられた。
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魔導警察は、初めから私を捕まえるつもりだったらしい。
私が逃げ出さないように、無関係の胡桃を一緒に呼び出そうとしたり、生徒指導室を包囲する時間を稼ぐ為に、簡単な聞き取りをしたり。



