李璃が獅紋くんの好きな遊びを言うと、獅紋くんは李璃の好きな遊びを言ってくれた。
ニコニコ笑うお兄様も一緒に、李璃達は3人で踊って、追いかけっこをして、沢山遊んだ。
「りりちゃん、ころばないようにきをつけてね」
「うん!」
「獅紋も、李璃のことばっかり気にしてないで、足下をちゃんと見るんだよ」
「はーい!」
いっぱい体を動かした後は、小さいお山、丘に登って、てっぺんに座る。
今はお兄様が真ん中!
「ねぇおにいさま、りり、おにいさまのまほうがみたい!」
「ぼくも! にいさま、まほうがっこうではどんなことをならうの?」
「うん? 可愛い弟妹達のおねだりじゃしょうがないな。いいよ、一緒にちょっとした勉強もしようか」
李璃達がおねだりすると、お兄様は笑って答えて、右のお手手を前に出した。
「魔法には色んな属性があるのは知ってるよね――?」