ハニーシガレット 【完】



「ねぇ、柑奈。ちゃんと応えてよ」



薫くんがそう言った瞬間、ジュッと舌を強く吸われる。


応えてって、どうやればいいのかわかんない。
いつもあたしは薫くんにされるがままだし、必死に舌を絡めるけれどいっつも「下手くそ」と一蹴されてしまうし。


だけど薫くんが求めるなら、あたしは何だってやるよ。



「薫くんっ、⋯っ」


薫くんの首に手を回して、薫くんがさっきやったみたいにその舌を吸う。



だけどやっぱりあたしは下手くそみたい。



薫くんの眉根が寄ったのを見て、そう思った。