日曜は、とても天気に恵まれた。

昨日、私が帰る直前に彼が店を訪ねてくれたが、その時にまた心は乱れたから尚更、今日はこの歪んだ心をどうにかするには丁度いい。

私が訪ねてきたのは教会だ。

子供の頃、家に帰っても一人なのが寂しくて仕方なかったある日、偶然見つけた大切な場所。

大きくなっても、自己嫌悪に陥る度、私は赦しを乞うために此処へ来ていた。

苦しいときにだけ来るなんて、それもどうかと思うけれど…誰もそんな私を責めないでくれた。

子供たちの声がする。

この教会では、身寄りのない子供たちを引き受けてもいるのも、昔から変わらない。

幼い頃の私は、ここで暮らす子たちに紛れて一緒に遊んだりもした。


今日も、自分の醜い胸のうちを一通り呟き、祈りを捧げて教会を出た。

どこまでも青く澄んだ空を見上げると、きっと大丈夫…そんな気がしなくもない。