路地裏Blue Night.





どうしようどうしよう…。

学校のいらないプリントだと思って捨てちゃった…。

さっちゃん関連は自室に置いてあるだろうと思って、リビングに転がっていたそれはぜんぶ私のものだって決めつけちゃって。


綺麗にしたい一心で、ぽんぽんリズムよくゴミ袋に詰めてしまっていた自分。



「ミオ、急に出て行くのはだめだって」



謝らなきゃ、謝らなきゃ…。

まずは謝らなくちゃ。


マンションに戻った私を、ホッとしたように迎え入れてくれる彼に。



「さ、さっちゃん……、私…そのプリント捨てちゃった……かも…」


「…顧客リスト…?」


「ご、ごめん……!!掃除…しようとして、私の学校から貰ったプリントだと思って…」



バッと、勢いよく頭を下げた。

頭を下げればいいってもんじゃないし、なにより想像よりずっと大変なことをしてしまったかもしれない。


常客との会議で使うって、それにS.Roberだけじゃなく顧客の情報もすべて載ってるって…。

そんなプリントを安易に丸めて捨ててしまった。



「どうしよう、どうしよう……ゴミ収集車、いまなら追い付くかもしれないから行ってくるっ!!」


「ミオ、もう何もしないでいいから」