路地裏Blue Night.





「ん、了解。ミオはなんのネタがすき?」


「…え、イカ…とか」


「イカね。秀平、イカ1つ」


「へいお待ちっ!!」



え、なになに……?

これ大丈夫なやつ…?
なんか危ない予感がするんだけど…。


少しすると、艶々の断面をしたイカの握りがさっちゃんの前に置かれた。

それをスッとネタとしゃりに分けたかと思えば───



「ちょっ…!ちょちょちょちょ……!!!
さっちゃん!?なにしてんのさっちゃん!?!?」


「え?だって鹿野スペシャル欲しいんでしょ?待ってね、とびきりの用意するから」



いやそれわさびぃぃぃぃっ!!!

めちゃくちゃ塗りたくってるぅぅぅ!!


しゃりの表面が丸々みどり色してるんだけど!!そんなお寿司みたことある!?

ないよ!?

なくていいんだよそんなのは……!!!



「はい、どうぞ」


「………え……えっ、……え?」



どうぞって、なに?

その笑顔って素なの…?冗談じゃないの本気なの……?


困るよぅぅぅそんなのは……!!!

笑えないからこんなのは……!!