路地裏Blue Night.





いや忘れられるぅ?
そーいうのって結構覚えてるもんだよ?

だってめちゃくちゃ美人だったし、並んで立ってたらもっとお似合いなんだろうなぁって。



「ってことで、明後日から男の子でってなっちゃったけど…。
高校デビューしたいって前に言ってたからさ。どうしても通わせてあげたかった」



まさかそのために最近は昼間もマンションを出てた……とか?

私を高校に通わせようと色んなところに話を付けに行ってくれてたんじゃないかなって。


こんなのもう、そんな解釈しちゃうってば…。



「さっちゃん……!!!」


「わっ、」



そりゃもう飛び付いた。

なんかもうツッコミどころ多すぎるけど、まさか高校に通えるなんて思ってもなかった。


本当は通いたくて通いたくて、どこの制服でもいいから着たくて。

勉強がしたい…だなんてありえないことを思ってしまったくらいだ。


陸上部に入れなくていいからスクールライフを送りたいって、本当はずっと願ってた。



「ありがとうさっちゃん…!!さっちゃんすごいよ!!私が思ったことぜんぶ叶えてくれちゃうんだもん!!」


「…男の子だよ?女ってバレちゃ駄目なんだよ?それでもいいの?」


「全然いいよ!!ありがとう!!本当にありがとうさっちゃん…!!」