「そのα9は…S.Roberと対立してるの…?」
「…そうじゃないって僕は思いたいね」
話の断片的なところすら分からないけど、それはたぶんこれから知っていくことなんだろう。
この街のことも、道をだんだん覚えていくように、過ごしていくうちに色々頭にインプットされていくはずだ。
「さっちゃん。こんなきれいな場所、教えてくれてありがとう」
「…またいつでも連れて来てあげるよ」
やっぱり初日で足を引っ張っちゃったのかなって、ちょっと落ち込んでたから。
たぶんこの人はそれを分かってて連れてきてくれたんじゃないかなぁって。
そう思うことは自由だもんね?
月が見えないと思っていた街は、やっぱり本当はちゃんとあったみたいだ。
「ごめんねみんな、お待たせ」
それから集合場所としていた空き地に遅れて到着。
既に集まっていた3人の前、おぶられていた身体はスッと下ろされた。
「あー!やっと来たっ!もうブス!初日でボクらと鹿野さんの足引っ張るのやめてよね!!」
「う……ごめん」
「こら颯。ミオは僕らを見失わなかっただけすごいよ」



