路地裏Blue Night.





『わた…っ、俺たちは窃盗団という名のお助けマンなんです…!!だからヤクザと戦うのは任務内容じゃないんでっ!
だから俺たちは仲間を奪って逃げます!!天鬼組さんにはそのっ、怖すぎるオーラを貸して欲しいというか……っ!!』


『……』


『藪島組の居場所を俺たちが教えるんでっ、そこに着いてきてくれるだけでいいんです…!!あとは仲間は俺たちが命懸けで奪還します……!!』



話を聞いてくれている。

そんな空気感に変わったから、私はぐっと頭を低くさせた。



『万が一ここに居るてめえらの仲間が死んでも俺は助けねえぞ。お前にはその覚悟があんのか?』


『あ、あります…!こう見えて俺たち脚力には自信あるんでっ!!』


『…俺はな、てめえらみたいに無力の上に成り立つ綺麗事が大嫌いなんだ』


『俺たちは…っ、無力じゃありません……!!ここにっ、5人の有能な人材ばかりが揃ってます…!!
それに綺麗事でもないです!!堂々と逃げるって宣言してるんですから……っ!!』



そんな私の横に同じようにしてさっちゃんが膝を地面につけた瞬間。

『ったく…』と、ため息をひとつした若頭さん。



『死ぬ気で逃げろよ』


『え、それって…』


『お前らはお助けマンだったな。これは俺からの依頼だ、藪島の居場所を教えろ』