路地裏Blue Night.





───と、ガラッと変わった空気。


皐月の兄ちゃんはスマートフォンを取り出して、耳に当てる。



「集合」



それだけ伝えて、ピッと切られた。

それから20分もしないうち。
私の目の前に3人の新たな顔ぶれがぞろぞろと。



「新入りか、皐月」


「まぁね」


「ちいせーっすね、こいつ。颯(はやて)よりチビじゃないすか?」


「とりあえず説明するから色々と」



なんだなんだ…?

当たり前だけどみんな男だし、同じようなマスクを身に付けてマンションに入ってきた。


まるでこれって、ヒーローというよりは悪の組織にしか見えないんだけど大丈夫…?



「今日から僕たちの仲間になったミオ」


「佐久間 澪…です」



ぽんぽんと背中を叩かれて、反射的にも自己紹介。



「なによりこの子は足が速い。いい戦力になってくれると思う」


「まじすか!颯よりっすか!?」


「そこは僕はノーコメント」



なに、もう。

さっきから颯って誰だ。


ってな感じで浅くお辞儀をしていると、ずけずけ私の前に来る、私と身長の変わらないチビッ子が1人。