学校一の王子様に捕まってしまいました。



「泊まってもいいの?」


「……うん、」


素直すぎて手に負えない。

なんでこんなに可愛いの?

ていうか、泊まっちゃっていいの?

いきなり泊まりとか大丈夫?


「本当にいいの?親とかは?」


「今日、帰ってこないから、だいじょーぶ」

え、

その方がやばいんだけど、
全然だいじょーぶじゃないよ。


俺、何するかわかんないよ?

百合の家に2人きりとか我慢できる自信ない。


「だめ?…」

今にも泣きそうな声で言われ折れたのは俺。

「じゃあ、泊まろうかな」

「ありがと。うれしい」

さっきとは裏腹に笑顔な百合。
そんな笑顔を見ながら俺は今日は理性との戦いだと覚悟した。