学校一の王子様に捕まってしまいました。



カチャッ


『ごめんね、お母さん仕事に行かないといけなくて』


ふと、蘇った昔の記憶


いつもはしっかり整えられている髪型も少し乱れ、
額には走ってきたことを表す汗。

いつもは見れないその姿に



一瞬、ほんの一瞬ね、

胸に広がったもやっとした気持ち、強がりな私が昔必至に隠した


「寂しかった」


って、気持ち溢れちゃった。

だから抱きついたことは許してね。