いま、なんて……。 「いきなり住め、はさすがに可哀想だから明日からにしてあげる。今日は俺もこのあと用事があるんでね」 「え……あ、」 「家の人にもちゃんと説明しておきな」 こちらに考える隙を与える間もなく、京様が立ち上がった。 「今日はもう帰っていいよ。地下に降りたらエレベーター前に立ってる男に声を掛けて。お前を家まで送るよう伝えおくから」 じゃあまた明日、と見送られた。 「今日は来てくれてありがとう、すばる」