うー……誰か助けて〜……。


その時だった。

スマホがブーッと揺れて、メールが届いたみたい。

送ってきた相手は……。


「咲斗くん?」


だった。

彼は3つ年上の私の幼なじみだ。


我ながら幼なじみが多すぎる……。



【莉乃久しぶり。最近どう?】


……咲斗くんになら、言ってもいいよね……?


彼は暴走族のことを知っている。


よし、相談させてもらおう!


【久しぶり!実はね、今結構困ってるんだ……】


そう送ると、【どうしたの?】とすぐに返信が来た。


なので私は困っていることを余儀なく話した。


【そっか……それは大変だね】

【うん……】

【今戦いになるのは危ないと思うし、隠し通すっていうのが一番だと思う。もう少し仲良くなって、お互いに戦いたくない状態になればいいんじゃないかな?】


確かに……!!こちらに戦う気はないんだし、あっち側も私たちと戦う気がなくなってくれれば、平和的解決ができる!!