「ふふっ、冗談だよ!」


やっぱり、秋斗といるのは楽しいなぁ。


……女の子たちからの、視線を省いて。


「じゃあ、教室戻るか」

「うん!」


そんな調子で、学校は今日とても楽しかった。





家に帰ってから私は……。


「美味しいか?」

「は、はい……!!」


蓮くんに、美味しすぎるプリンで餌付けされていた。


「ふっ、よかった」


イケメンスマイルで私に優しく微笑みかけてくれて、心が温まるとともに心臓の音も加速する。

けど、そんなことより……。


このプリン、美味しすぎる……!!


「こんなに美味しいプリン、生まれて初めて……!!本当、ありがとうございます……!!」

「ああ、よかった」


ぽんぽんと頭を優しく撫でてくれて、なんだか(妹として)愛されているような気がして、とっても嬉しくなってしまった。