……それから、学園に着き。


「ちょっとちょっと!あの地味なヤツ、留様と歩いてるんだけど!?」

「はぁ!?なんで留様と!?」


悪口の嵐だぁっ……。


「……っ!莉乃!」

「?あ、あれ?秋斗?」


ビクビクと悪口に震えていると、秋斗が私の元へ走ってきた。


秋斗は我が雪月花副総長だ。


にしても、なんで……制服もこの学園のものっぽいし……。


「ど、どうしてここにいるの?!」

「俺、編入した」

「えええっ……!?」


た、たしかに秋斗の家もお金持ちの方だけど……。


「そ、そうなんだ、ね」

「クラスおんなじだから。よろしくな」

「あ、う、うん……」


……な、なんか横から殺気を感じるっ……。