次の日。


私は新しい学園に無事編入。


そして……。


「ほら行くぞ」


私は、白猫さんの飼い主、留くんとクラスがおんなじでした……。


「あっ……!は、はい!」


留くんに手を引かれて、真っ黒でいかに高級そうな車に乗り込んだ。


「……これ、つけろ」

「へ?こ、これは……?」

「変装道具だ」


へ、変装道具?どうしてこんなもの……。


「ど、どうして?」

「……お前みたいなヤツがそんな格好じゃ、目立って仕方がないだろ」

「あっ……こ、ごめんなさい……」


私は可愛い方ではないけれど、そこまでとさ思っていなかったからショックだっ……。


「はぁ……これだから鈍感は」

「……?」

「いや、なんでもない。」