いろんな欲求と 戦いぬいたい俺は 愛おしい顔見たさが勝ち 唇を離した。 俺の目の前で 璃奈がうつむいている。 顔が見えない。 どんな表情をしているか わからない。 ただただ こぶしを握り締め 細い肩を 小刻みに震わせている。 俺は一瞬で後悔した。 『やばい。暴走しすぎた』って。 今日は付き合い初日。 手だって やっと数分前に握れたんだ。 それなのに 強引にキスって…… 段階も気持ちも ないがしろにして なに暴走してんだよ、俺!!