俺の気持ちに気づけよ、バーカ!



私は抱えた花束を
桜ちゃんの前に差し出す。


「はい」

「何の真似だよ? 
 それ、俺がオマエの両親に
 用意した花束なんだけど」

「桜ちゃん。
 これをもって今から
 私のお父さんとお母さんの
 お墓に、行ってくれる?」

「だから、行くんだって」

「私も一緒に……
 ついて行っていいかな?」

「別に、オマエん家の墓だし」

「私もお父さんたちに言いたいんだ。
 この人が私の
 大好きな人ですって」

「この人って誰だよ?」



「もちろん……
 桜ちゃん……だよ……」


「はぁぁぁぁぁぁ?」