不在連絡票

これはクラスのAちゃんから聞いた話だよ。


今までの話とはちょっと毛色が違うかもしれないけど、面白かったから最後の話にさせてもらうね。


「また不在かよ」


その荷物配達人は民家の玄関先でチッと舌打ちをして不在連絡票に、荷物番号と配達日時を記入し、ポストに入れた。


時間指定のされていない荷物は受け取り人が家にいない時、こうして不在連絡票を描くようになっているんだよね。


荷物を受け取り人は不在連絡票を確認して、担当ドライバーに連絡を入れる。


自分が荷物を受け取れる時間を伝えて、再配達をしてもらう。


これが荷物を届けられなかったときの一連の業務だった。


当時の話しだから、今は少し変わっているかもしれないけどね。


でもこの再配達は配達員の人にとっては結構大変なこと。


何度も同じ家に行かないといけないし、受け取れる時間まで待機していないといけなくなる場合もある。