「大歓迎だよ、ここで一緒に住もう」
「うんっ」
「店も一緒に働こう」
「ありがとう……っ」
嬉しくて嬉しくて私の頭は幸せいっぱいだ。これから毎日、庵さんと一緒にいられる。自分がやりたい事だったとはいえ寂しかったのも事実だ。
「……じゃあもう我慢しなくてもいい?」
「何を?」
「成人式の時以来……ずっと我慢してたんだから」
庵さんは私の頬に手を添え、触れるようなキスをする。
「んっ……」
軽いキスから回数を増す度に熱を帯びたキスに変わると、目眩がするほどに身体の芯が熱くなってくるのが分かる。
休むことなく、耳を甘噛みをされそれから首を彼の唇と舌が触れると「……ぁ」と声が漏れる。その声は自分じゃないみたいな甘い声で私は口を手で塞ぎ我慢しようとするが、快感の波に逆らえない。
「我慢しないでいいよ、彩愛……っ」
「……っん、庵、さんっ……」
「彩愛の可愛い声、聞かせて……っ」
色気たっぷりの庵さんの声にドキドキという心臓の音が加速する。背後にあるファスナーをゆっくりと下げていくとワンピースを脱がされ、背中を指でなぞると背筋が震えた。
こんな感覚初めてで怖くなる。だけど、庵さんは下着姿になった私を寝室のベットまで横抱きにして運びベットの上に座らされ再び熱のこもったキスが繰り返される。
「口開いて……」
そう言われて口を少しだけ開くと「お利口だな」と言い、彼の舌が口内をなぞる。
「庵、さっ……ん」
「逃げないで」
舌を絡めとり、キスが深くて熱い……こんなキス、初めてだ。初めてのことばかりで、今まで我慢していたのかと考える。
「んんっ……っ」
でも考える余裕もないくらいに庵さんの指が私の身体を刺激していった。



