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翌日、飛行機が到着する時間に空港まで車で迎えに行く。これは帰国するときはいつものことだ。
彩愛を探しキョロキョロしていればスマホの着信音が鳴った。そこには【彩愛】と表示されていて、電話のマークをスライドする。
「もしもし、彩愛? 迎えきたんだけどどこにいる?」
電話越しの声は、他の搭乗客がいるから聞き取りにくい。
「……目の前! 目の前にいるよ、庵さん」
その声で前をまっすぐ見ると、少し髪が伸びた彩愛がいてこちらを見て微笑むと小さく手を振っている。
「庵さーん!!」
スマホをもち、キャリーケースをコロコロと引いてこちらに走ってくる。俺との距離が縮んでいくと、彩愛は俺に抱きついた。
「……おかえり、彩愛」
「ただいまっ、庵さん。会いたかったです……っ」
そう言って、彼女と身体が離れると俺は彼女の唇に唇を重ねた。すると彩愛は、真っ赤に顔を染めていて相変わらず可愛くて思わず抱きしめてしまった。



