振り返るとそこにいたのは――秋葉!?

　私が口をパクパクさせていると、秋葉は私の肩をムリヤリ抱き寄せた。

「そーだよ。俺は花帆と付き合ってる。文句あるか？」

　は??

　何言ってるんですか、この人は!???

　頭が真っ白になる私の耳元で、秋葉はささやく。

「話を合わせろ。その方が自然だし、一緒に住んでることとか、色々とごまかせる」

　あ、合わせろって……。

　無茶言わないでよー！

　私がカチンコチンに固まっていると、秋葉は私の肩を抱いたまま、笑顔で言い放った。

「じゃあ、そういうことだから！　よろしくな！」

　ポカンと口を開ける私と女の子たちをよそに、秋葉は笑顔で去っていった。

　……と、とんでもないことになっちゃったよー!!