ガララ。

「お」
「あ」

 だけど、扉を開けて目の前に居たのは――秋葉!?

「す、すみませんっ!」

 なぜか私が謝って、扉を閉めた。

 顔からさああっと血の気が引く。

 ど、どうしよう。

 秋葉に、私の裸、見られちゃったよぉ!!

 トントン。

 ショックのあまりその場にうずくまっていると、浴室の戸がノックされる。

「あー、すまん。でも、湯気であんま見えなかったし」

 すまなそうな秋葉の声。

 見えなかったのなら……良いのかな?

 私が少しホッとしていると、秋葉くんは続けた。

「それにさ、俺はナイチチの幼児体型にはコーフンしねーから。大丈夫、大丈夫!!」

 ……ってこらー!!

 しっかり見てるじゃんっ!

 もう……。

 私は膝をかかえて泣きそうになった。

 ……やっぱり同居なんて、するんじゃなかった!