ビターなアイツと甘い関係 ~毒舌王子と同居して、ナイショの甘いバイトはじめました~



「どうした、もしかして休みが欲しいとか、どこか行きたいところでもあったか?」

 あわてて首を横に振る。

「ううん。ただ今日、莉茉ちゃんに会ったんだけど、莉茉ちゃんがクリスマスは清ちゃんとデートするって言ってたから――」

「えっ、あの二人、そういう関係だったのか!?」

 秋葉は心底びっくりしたような顔でこちらを見た。

 だよねー。

「うん、なんか最近、仲良くなったみたいで」

「そっか。なんか意外だけど、良かった。あいつらがくっつけば、清史郎はもう花帆にはベタベタしないだろうし」

「もう」

 相変わらず秋葉ったら、清ちゃんのこと警戒してるんだから。

 別に私たち、そういう関係じゃないのにさ。

 まあ、ヤキモチ妬かれるのは、少し嬉しいけど。

「はあ」

 でもこの分だと、クリスマスはいつもと変わらない――ううん、下手したらいつもより忙しい一日になりそう。