「秋葉、先に休憩行ってきていいよ」

 お昼になり、秋葉に声をかける。

「ああ、悪イ」

 そう言った秋葉は少し疲れたような顔をしてる。

 大丈夫かな?

 するとゆっくりとドアが空いて、若い女の人が入ってきた。

「いらっしゃいませ」

 入ってきたのは背が高くて顔が小さい、モデルみたいな美人だった。

 サラサラの黒いロングヘアーに透き通るような白い肌。パッチリとした大きな瞳に、細く長い手足。

 背も高くてスタイルもいいし、なんてキレイな人なんだろう。

 まるでお人形さんみたい。

 そんなことを思っていると、美人さんは秋葉の方を見るなり声を上げた。

「秋葉っ」

 え?

 と思っていると、秋葉の顔色が変わった。

実咲(みさき)……」

 ただならぬ二人のフンイキ。

 なに?

 秋葉の知り合いなの?